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ネイティブスピーカーも知らない!英語のヒ・ミ・ツ

ネイティブスピーカーも知らない!英語のヒ・ミ・ツ

モチベーションが大事


なにごとであれ、ものごとに成功する秘訣とは何か。
それはひとえに、「モチーベション」である、と言える。
つまり、「やる気」である。たいがいのことは、ずっと続けさえすれば、それなりのモノになるものだ。
よく、「夢を持ち続ければ叶う」とか「心に描いたことは実現する」とか言われる。それは真実だと思っているが、結局は「モチベーションがものごとを成功に導く」ということの別の表現なのだ。やる気があれば勉強や訓練で努力もできる。それに、やる気があるということは、常に行きたい方向へのアンテナを張っているということでもあり、思わぬ有益な情報や人脈やチャンスをキャッチすることにつながる。偶然のように見えることも、実は純粋の偶然ではない。通常の意識に昇ってこない「潜在意識」が、ちゃんと正しい方向や行動を選び取っているからこそなのである。

だが、それなら誰でも夢を叶えているはずだ。以前読んだとある漫画では、「夢が必ず叶うとしたら…街は花屋とケーキ屋だらけ。プロ野球はリーグが100もあり、サッカーはJ900まである」と皮肉っていた。たしかにそうである。「夢を持ち続ければ叶う」なんて大嘘じゃない?
いや、それは決して嘘ではないのだ。
ただ、「夢を持ち続ける」ことそのものが難しいのである。
言葉を換えれば「やる気を保つことが難しい」ということになる。


だれでも、なにか新しいことを始めたり、新しい希望を持ったりしたときにはやる気がある。だが、そのやる気を最初のままのレベルに保つのは至難の業だ。程度の差はあれ、やる気はだんだん落ちてくる。夢を叶えた人、成功した人、というのは、なんらかの形、なんらかの方法で「やる気を持続させた」人なのである。

であれば、成功への第一歩は、「やる気を持続させる方法を見つける」ことになる。

単にやるぞーやるぞーといくら力んでみても、減退するやる気に歯止めをかけたり盛り返したりすることは容易でない。もっと「具体的」な方策が必要なのだ。そして、それは探せばちゃんとある。


モチベーションの源[みなもと]は、「楽しさ」だ、と言い切りたい。

前にも書いたが、私は、努力はあまり好きではない。が、それはつまり、努力というのがつらく苦しいものだと捉えた場合の言い方だ。正確にいうなら、「つらい努力」はしたくないが、「楽しい努力」なら必要だ、と思っている。母国語でない他言語をオトナになってから取得するということは、さすがに魔法のようになにもせずにできることではない。が、そのための努力を「つらくないもの」「楽しいもの」にすることは可能だ。

仕事で使う、とか、資格を取りたい、とか、「必要に迫られる」ことももちろん、モチベーションを生むものとして有効ではあるが、それだけでは続かないものだ。プレッシャーは、力を発揮する後押しとなるかもしれないが、紙一重で「嫌になってつぶれてしまう」原因にもなる。
でもやっていること自体に「楽しさ」があれば、プレッシャーをパワーに変えることができる。

必要に迫られているわけではないという人ならなおさら、楽しく感じる部分がなかったら続くわけがないのだ。英語の習得はそれなりに長期戦になるから(プレッシャーが大きくても短期決戦が好きな人は、やはり英語しか使えない環境に放り込まれる、しかないだろう)。もちろん、英語を話せるようになりたい、とか、海外旅行で自由に動けるようになりたい、という「目標」もモチベーションの源ではあるが、それはしばしば、次第に色あせてしまう。

ではどうしたらいいのか。楽しみをどういうところで感じるかは人それぞれ、千差万別である。たとえば、私から見たら、冬山登山する人とか腕立て伏せ200回に挑戦する人とか、理解不能であるが、彼らも頼まれたからやっているわけでない以上、なにかが楽しいのであろうと思う。
だから、どうやったら楽しいと感じるか、各人が自分で考えるしかないのである。


なーんだ、と思われるかもしれないが、たいがいの人は、英会話の勉強をしようと思っても、「自分は何をどうしたら楽しいと感じるか」を分析したり、それによってモチベーションを維持するにはどうするか、など考えもせずに始めてしまうだろう。なにしろ初めのうちは放っておいてもモチベーションが高いから、そのペースでいけるような気がしてしまうのである。だが、それでは行き詰まる。
マラソン選手ははじめからフルスロットルで飛ばしたりはしない。長丁場を乗り切り、パフォーマンスを最大にするためには、1にも2にも、ペース配分が重要である。作戦を立てる、わけだ。
英語習得などにおいても、はじめに「作戦を立てる」ことは非常に重要なのである。英会話スクールに行くとしても、それだけで安心してしまってはいけない。人任せでは効果的な作戦は立てられないのだ(専門家の助言はもちろん重要だが)。

「楽しみを感じ続けられる」ことを大前提として、自分の性格や、ライフスタイル、そのときの状況などをじっくり考えて、作戦を練る。漫然と勉強している人は、とにかく一度この、個人的「作戦会議」をやってみるといいのである。


というわけで、なにを楽しいと感じるかは人それぞれとは思うが、一般論としてひとつ挙げるとすれば
「できた!分かった!進歩した!」という感覚、つまり「達成感」を感じることには大きな喜び、楽しみがあると思う。 つまらないことでもしばらく我慢してやっていればいずれはそういう感覚が得られる、のはあたりまえだ。が、モチベーションの維持ということで考えると、「我慢した末にたまに」感じられるのでは不十分だ。そういう感覚を頻繁に、できれば「やるたびに」感じられるようでなければならない。

さて、ここまでのことを一旦まとめておく。
◆英会話の習得をはじめ、なんであれ、ものごとを成功させる鍵は、モチベーション(やる気)の維持
◆モチベーションの維持の源は、楽しいという感覚
◆楽しいという感覚は、「達成感」によって生まれる
→よって、英会話の習得は、「達成感」をいかに頻繁に自分に感じさせることができるか、にかかっている、ということになる!


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